自動車保険の等級とは?
自動車保険の等級とは1~20等級(一部共済では22等級)まであり自動車保険に加入する際の割増引率に関わってきます。
自動車保険の等級の最初
初めて車に乗る方は基本的に6等級からスタートします。
2台目の購入や同居の家族が11等級以上を持っている場合は、一つ上がった7等級からスタートさせることができます。
6等級(4%割増)と7等級(34%割引)では自動車保険の割増引率が全然違いますので、保険料がまるで変わります。
同居の家族が既に車を持っている場合は保険に加入する際にしっかりとその旨を伝えましょう。保険に加入する際には11等級以上のご契約をしている車の証券も必要になります。事前に用意しておくとよいです。
自動車保険の等級の上がり方
自動車保険の等級は自動車保険を使用していなければ1年に1等級上がります。
6等級の人であれば、翌年度は7等級、15等級の人であれば翌年度は16等級という具合です。
6等級からスタートの方は、上限の20等級になるまでに最短でも14年かかります。
既に20等級の方は上限ですので、自動車保険を使用せずに翌年度になっても等級は上がることはありません。
自動車保険の等級の引継ぎとは
- 家族から等級をもらって引継ぐ場合
- 新しい車乗り換えて等級を引き継ぐ場合
- 保険会社を乗り換えたときに等級を引き継ぐ場合
以上の場合で等級の引継ぎができます。
1つ目の家族から等級を引き継ぐ場合は例外もありますが基本的に同居している家族でしたら等級を継承できます。
同居している大学生の息子が初めて車を乗る際などは年齢条件などもあり保険料が高いです。
そこで親が20等級でしたら20等級を息子に引継ぎ、親が7等級から自動車保険に新規加入することで保険料を抑える(等級シャッフル)なんてこともできます。
2つ目は、車を買い替えた場合です。
車を買い替えたときは、契約中の自動車保険で車両入替の手続きをすれば、等級もそのまま引き継げます。
3つ目は、今の契約を解約し他の保険会社で新たに契約する場合です。等級は保険会社ごとに存在するわけではなく、別の保険会社に加入する際も今の等級を引き継いでいけるということを覚えておきましょう。
自動車保険の等級ダウン
簡潔にいうと自動車保険の等級が下がる時は、基本的に自動車保険を使用すると下がります。
自動車事故を起こすと等級が下がると思っている方も多いでしょう。
しかし、自動車事故を起こしただけでは等級は下がりません。
正しくは、等級が下がる事故を起こし、自動車保険を使った(保険金が支払われた)場合に、翌年度の等級が下がります。
等級が下がるパターンは3つあり、「3等級ダウン事故」「1等級ダウン事故」「ノーカウント事故」の3つです。
読んで字のごとく3等級ダウン事故は翌年3等級下がります。事故した時に20等級であれば、翌年は17等級という具合です。
事故して保険を使用しても等級が下がらない場合をノーカウント事故といいます。
自動車保険についている特約(個人賠償責任や弁護士費用特約等)だけを使う場合はノーカウント事故となります。
自動車保険の等級ごとの割引率
基本的にどこの保険会社でも1~3,4等級ぐらいが割増になり、それ以降は割引になります。
よって20等級に近づけば近づく程、保険料は安くなっていきます。
逆に1等級に近づく程、保険料は高くなっていきます。
同じ20等級でも事故をしている場合としていない場合で保険料が違います。例えば20等級の時に3等級ダウンの事故をすると翌年度は17等級の事故あり3年になります。
事故を起こして保険を使った人が純粋に事故をしていない17等級の人と同じ保険料なわけないですよね。
当然事故ありだと保険料が高くなります。
事故無の場合20等級だと60%近くの割引の恩恵を受けられるので、みなさん無事故で20等級を目指して安全運転を心がけましょう。
コメント